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ものもらいとは

『ものもらい』とは瞼の裏が腫れて、炎症を起こした状態です。最初は瞼に痒みを感じ、次第に瞼が腫れて赤くなります。悪化した場合は化膿し、膿が出てくる場合もあります。『ものもらい』が発生する原因としては、瞼に付着した細菌が化膿しているか、内側の脂線が詰まることによって炎症がおきているかの2パターンが考えられます。

瞼への細菌感染が原因の「麦粒腫」の場合は、「抗生物質入りの目薬・塗り薬」を使用して治療を行います。2~3日で症状が楽になり、5日目には完治するのが一般的です。ある程度、症状が進行していても膿を切開して摘出すれば大丈夫です。完治後も”衛生環境”や、”生活環境”によっては再発する可能性は十分にあるので注意してください。

内側のマイボーム線が詰まって炎症する「霰粒腫」のケースでは、切開手術で治療を行います。メスを避けたい場合はステロイド薬を注射する方法もありますが、効果が出ない場合はやはり手術を行う必要があります。なお、「霰粒腫」を何度も再発する場合は「ガン」の可能性があるので適切な検査が必要になります。

『ものもらい』が発病したら、早期に専門機関で治療を受けましょう。生活環境次第では「麦粒腫」と「霰粒腫」が同時併発することもあるので以下の習慣も心がけてください。
●コンタクトレンズ、アイメイクは清潔な使用を心がけて細菌感染を予防する
●適度に目を保温して、血流を良くすることでマイボーム線が詰まらないようにする
●規則正しい生活を送り、自然治癒力を高める

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