Lachrymal Passage
日帰り涙道手術
- 症状
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- ・涙目(流涙症)
- ・目やにが出る
- ・目の周りがただれる
など
- 検査方法
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- ・細隙灯顕微鏡検査
- ・シルマーテスト
- ・涙道通水検査
- ・涙道内視鏡検査
- ・鼻内視鏡検査
など
- 手術・処置
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【 涙道プロービング 】
涙道が閉塞している部分にブジーと呼ばれる針金のような細い器具をあて、閉塞部を開通させる方法です。乳児の先天性鼻涙管閉塞症でたまに行うことがありますが、大人の場合は最近はあまり行われなくなりました。
【 涙管チューブ挿入術 】
涙道内視鏡を用いて涙道の中を観察しながら、専用の涙管チューブを挿入し、涙道を再建する方法です。
局所麻酔で行い、日帰り手術が可能です。挿入した涙管チューブは、2、3ヶ月間留置しますが、その間も涙管チューブは外からはほぼ見えませんし、日常生活も何ら支障なく送ることができます。また、涙管チューブの抜去は、外来で簡単に行うことが可能です。 涙道内視鏡を使うことによって、涙道内を確認しながら、確実に涙道にチューブを挿入することが出来るようになりました。内視鏡を用いずにチューブを挿入していた頃に比べて、涙管チューブ挿入術の成功率は高まったと言われています。【 涙嚢鼻腔吻合術 】
閉塞しているところの癒着がひどいなどの理由で、涙管チューブが挿入できない、または再発を繰り返すような場合には、別のところに鼻腔への通路を新しく作る必要があります。この手術を涙嚢鼻腔吻合術といいます。
目頭を切開する鼻外法と鼻の中から鼻内視鏡を用いて行う鼻内法があります。この手術は当院では行っておりませんので、然るべき施設にご紹介致します。